やっぱり年も住んでいる所も近い方が良いよね
土曜日, 10月 9th, 2010気まぐれ猫は
甘えたい時はすぐにだからねぇ
クロネコは18の時年のはなれた飼い主のたっての望みで家猫になりました
飼い主はクロネコに言いました
外の世界は悪い野良猫や野良犬がいっぱいいて危険だから出てはいけないと
飼い主は鈴のついた首輪をクロネコにつけていつも何処にいるのかわかるようにしました
クロネコはいつも窓から表の世界を見ていました
飼い主は窓に分厚いカーテンをつけて言いました
あんな物は見てはいけない
心が汚れると
月日は流れクロネコも30をこえていました
飼い主はクロネコに言いました
お前は年をとった価値がないと
飼い主は餌を与える事も振り向く事もなくなり
クロネコの死を望むようになりました‥‥つづく
クロネコはなにも
望んだ事も願った事もなかった
自分が生きている意味も
生きているのかすらわからなかった
ただクロネコには二つの宝物があった
クロネコだけを
支えにしている
二つの命
クロネコにとっても
生きる支えだった
飼い主はこの命さえ
うとましく思っていた
クロネコは毎日殴られ
罵られ衰弱していった
命の灯がつきる事も覚悟していた
そんなある日
二つの宝物が懇願した
首輪を外して外にでよう
ここでつきる命を認めるよりも
外に出る自由を求めようと
クロネコ首輪をひきちぎり
なにも持たずに飛び出した
つづく
飛び出したクロネコは
なにもかもがみんな
自分をせめているように感じた
暖かな太陽の光は
目に刺さり
爽やかな風ですら
肌を叩くように感じた
クロネコは街をさまよいながらも
安住の地を探し求めた
クロネコには
頼る親猫も
身をよせる友猫もいなかった
ただ働かなければならないが
世の中はクロネコに優しくはなかった
毎日、毎日仕事を探し続けた
そんな時一匹の三毛猫がうちでよければ働くかと言ってくれた
クロネコは初めて他人の優しさにふれた
クロネコは初めて泣いた
我慢せずに泣いた
クロネコは今も一生懸命働いています
夢と希望を胸に働いています